DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
お母さんとこの映画を観に行った小学生の女の子が、その後、AKBになりたいと言わなくなったそうです。
戦争映画のようだと称されるアイドル映画とは、一体どのようなものか。
僕はアイドルというものに全く興味がないのですが、あまりに評判を聞くので、どんなものかと観に行ったところ、果たして凄まじい映画でした。
バックステージで疲労困憊した彼女らが死体のようにゴロゴロ転がっている背後で、アンコールの声が響いてくる様は、月並みな連想ですが、古代ローマの剣闘士を思わずにいられませんでした。
それでもステージに上がる彼女たちを超望遠で狙ったカットは、ちょっと鳥肌が立つくらいすごかったです。
AKBのメンバーが被災地を訪問する様子からこの映画は始まりますが、バスの中の彼女らをナメて、津波になぎ払われた街を背景に、自衛官や自衛隊車両が行き交うカットは、強く印象に残りました。
被災地でのステージが終わった後、小さい女の子が、摘んできた野の花や松ぼっくりを、AKBのメンバーに手渡しするところとかもう・・・
おっちゃん、泣いてまうやないか!
【インタビュー】高橋栄樹監督「AKB48を尊敬していただく」
たしかに、この映画を見終わった後、彼女らに対して敬意を感じました。
ていうか、おっちゃんも、もうちょっとがんばろうと思いました。