定期的にマンガ家を特集している文藝別冊シリーズから、いしいひさいち特集が発売されました。
近所の本屋で、平積みコーナーで1冊だけ残ってたのをあわててゲット。売れてるのかな。
別冊文藝 総特集いしいひさいち
朝日新聞朝刊で長年連載をしていて、日本人ならだれでも知ってる作家の1人でありながら、これまであまりこういう取り上げられ方をされたことを見たことがないです。
これまでインタビューや取材にはほとんど応じたことがないらしく、ジブリで『ホーホケキョとなりの山田くん』が制作された時すら、ほとんど表に出なかったそうです。
にもかかわらず、今回、本書が出たのは、「30年来の野望」という編集者の熱意と、デビュー40周年というタイミングのおかげでしょう。
で、こういった本なら必須の作家本人のロングインタビューが、なんと本人の書き下ろし!
でありながら、内容は非常に客観的というか、こういうこと聞いてほしいなと読み手が思うことが遺漏なく盛り込まれていて(昨今やはりの「萌え四コマ」についてどう思うかとか、「ののちゃん」で東日本大震災に触れなかった理由とか)、言われなければ実際にはインタビューが行われていないとは思えません。20ページとボリュームもあり、非常に読み応えがあります。
また、この種の特集ではやはり定番の他のマンガ家による寄稿ですが、あの「よつばと!」のあずまきよひこのは見ものです。絵柄も作風も、いしいひさいちそっくり!氏の力量にあらためて驚くとともに、いしいひさいちキャラって、模写するの案外難しいんだ…と、他の作家の寄稿を見て思いました。
実は、いしいひさいちのマンガ自体は、前から興味があったもののほとんど読んだことがなかったのですが、この機会にドーナツブックスとか集めてみようかな。