チラシを見てお電話を頂いたお宅に伺ってきました。近々、家を建て替えるので蔵書を処分したいとのこと。
そのお宅というのが、昭和8年築という古い建物で、小さいながら手入れの行き届いた庭の先に檜皮葺の壁が映えて、すごく素敵なお家でした。
「これ取り壊しちゃうんだ・・・」
確かに、老夫婦だけのお住まいとしては大きすぎるし、細かな修繕の手間や費用も馬鹿にならないのでしょうが、やっぱりもったいないですねえ。

最近、ウチの近所でも、古いお宅が(またこの辺りは大きくて感じの良い古い家が多くて)取り壊されて建て替えられたり更地になったりするのをよく見かける気がします。そういった家が無くなったしまうのも残念ですが、古本屋としては、ここのお宅にあった本はどうなっちゃったんだろう、と思わずにおれません。取り壊された家といっしょにゴミになってしまったんじゃないだろうか。運良く我々のような古本屋に連絡をいただいても、お話を伺うと「ああ、そういうのならゴミかと思ってもう捨てちゃった」という、お宝のような本たちの行く末も、よく聞く話です。どうか、捨てる前に一度見せてっっ。

今回は、いる本だけもって行ってください、とのお言葉に甘えて、モノになりそうな本を抜かせてもらいました。能楽関係の本や染織などの美術系の本がたくさんあったのでそのあたりをすべて頂いたのと、変わったところでは、乗馬・馬術関係の雑誌。それから、物欲しげに見てたら「それもいいよ」と言われたので。
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ゼンマイ式の振り子時計!
ただ、うっかり聞くのを忘れて、動かし方がわかりません・・・。
まあ、動くに越したことはないですが、飾っておくだけでもいい感じかも。
そのうち、店頭に出しますね。